write by 河村

日本全国のイケてる市町村の公共空間がどんどん変わっている。

同じ岐阜県でも、サンデービルジングマーケット(岐阜市)、カガミハラコーヒースタンド(各務原市)なども公共空間で新しい試みをしている。

じゃあ、私達がいる大垣市はどうかと言うと、今、まさに変わりつつある。

何処が変わりつつあるのかというと、大垣城公園、丸の内公園、四季の広場、この3か所。

今年10月31日に『マチテラパーク』というイベント名で、今までの公園ではNGだった、物販、焚火、飲食店の出店等の新しい取り組みが始まった。

実は、ここ最近同じ大垣市の設計事務所を運営している、TABの西田さん、大垣市役所の川添さん、市民活動支援センターの石丸さん、の4人と公共空間を変える活動をしている。

先日ミドリバシに市役所職員になりたいインターン生が来たことがあった。

生まれも育ちも大垣市の若い彼に「大垣のどの場所が好き?」と聞いたら「んー 特にないです」と言われた。

おそらく、多くの人がこう答えるような気がした。

自分のまちに好きな場所が無いってすごく悲しい事なんじゃないか。 

その原因が何かと考えると単純に「使ったことがないから」なんだと思う。

例えば、学校なんかは多くの人が使ったことがあって、共有の財産として認識されているから歴史ある校舎なんかは度々保存運動なんかが起きたりする。

思い入れがあり、愛着がある。

だから保存したいし大切にしたい。

すごく個人的な動機が必要なんじゃないかと。

公共空間には個人の愛着や思い入れがもっと必要なんじゃないか?

まちの中に自分が好きな場所がもっと増えれば、このまちに暮らす事がもっと楽しくなるんじゃないだろうか?

そう思いながら、道路や、公園や、河川敷なんかをもっと楽しくするしかけをこれからもしていきたい。

公園を変える
河川敷を変える