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ミドリのいち開催

write by 垣本

6月26日(土)に『ミドリのいち』第1回目を開催いたしました。

弊社が運営しているレンタルスペース”ミドリバシ”にて、地元の起業者や起業希望者が出店するマルシェを開催したいと思い、企画をスタートさせました。

その中で、ぎふコーラの泉野さんと、方向性や運営方法を模索しながら共に進めていきました。

企画会議を重ねる中で、泉野さんが「ぎふコーラとしてマルシェにいろいろ出店してるけど、毎回ゴミがたくさん出るんだよね。」と問題を提起してくれました。

確かに、楽しいマルシェはいろんな所にあるけど、”楽しい”というのは表面的なもので、裏で困ってる誰かがいるかもしれないと考えるようになりました。

 

ただ楽しいだけで終わらせるんじゃなく、まちのためになるような地域の恒例イベントにしたい。

また、続けていく中で、イベント自体を良い方向にアップデートして、地域の問題解決につながればいい。

 

そこで固まったコンセプト、『持続可能なマルシェ』を基に、様々な仕掛けを考えていきました。

野菜を展示するのもプラスチック袋じゃなく、新聞紙で包装したり、

マイボトルで出店者の商品を味わったり、使った食器を外の流しで洗って持って帰る。

そんな素敵な風景をつくる仕掛けを考えSNSで発信しました。

 

また、毎年弊社が運営に関わってきた子ども向けの建築職業体験イベント『キッズスタジオ』のミニ版も、将来の子どもたちの可能性を育むようなプログラムとして、ミドリのいちにて開催しました。

当日は、子連れのお客さんが多く、美味しいものを楽しみ、また2階のキッズスタジオにてモノづくりWSに参加し、中には開演から終演まで滞在する方も見えました。

そして、インスタをみてマイバッグ、マイタンブラー持ってきましたと嬉しそうに話しかけてくださった方。

考えていた、「楽しいだけじゃない、まちのためになるマルシェ」の第一歩が踏み出せたと思いました。

「ミドリのいち」に来場者、出店者、主催者が一緒になって共によりよいイベントに育てていけたらと思いながら、すでに7月以降の企画を考えております。

パワーアップし続けますので、これからのミドリのいちに乞うご期待です。

賑わい事業

write by 桐山

先日、高松で会社見学をさせて頂いた。
その女性社長の活躍ぶりが凄い。
お聞きすればするほど社長の人間味が判り、事業化や経営的視点より興味がある分野で何か自分に出来る事は無いか?と思い打ち込んで来られた事に気づきました。
それが出版社の知るところとなり、本を出し、関東に支店を作るように活躍の場が広がっていったようです。

かき氷屋さんの中庭で懇談をさせて頂きましたが、一本奥まった所に店があり、道路からは入り口が見えませんでした。
昨今のインスタの普及もあり、路地を通ってお客様が来ていただける環境として仕上がっていましたが、普通なら選ばれない立地を転換させておられました。
中古の建物のみ取り扱い、自分は不動産業ではなく大家さんだと表現され、店子さんとの長い付き合いを続けておられる。
テナントも自社でデザインし施工する。
あの会社のテナントはテイストがこうだ、と決まっていて、それが良いから出店を希望されるのでブランド力がどんどん付いて来ます。
地域も、10分~15分程度で移動できる場所に絞り込んで仕事をされていました。
店舗は賑わっていました。
弊社もまず1棟、始めていくように行動します。

感動体験

write by 河村

2015年から目標にしていた事がやっと実現しました。

ついに、ついに、揖斐川のサツキマスを釣ることができました!

 

岐阜県にはアマゴという魚がいます。
この魚は澄んだ美しい川に生息しています。

美しい川とは人間にとっての価値観ですが、魚類の生息環境としては実は厳しい部分もあります。
川がクリア=微生物が極端に少ない環境なのです。
その結果、常に栄養が無い状態で、生き物全てが「食べる」ことに必死です。
アマゴも例外ではありません。

ところが、生き物は常に平等ではありません。
生まれた個体によって大きさ、運動能力がまちまちなのです。

体が大きく、先に孵化した個体はライバル達より沢山の虫を取り、順調に大きくなります。
栄養が全然ない川で、体が小さく運動能力の低いアマゴのグループは、そのままでは生き残れません。

そして、小さく弱いアマゴ達は覚悟を決めて川を下り、海を目指します。
淡水魚は基本的に塩分濃度の濃い海ではそのままでは生きていけません。
自分の体を作り替える必要があるのです。 

自分の体を変え、もっと沢山の捕食者がいる海でなんとか生き残り、4月~5月の皐月の短い間に自分の生まれた川へ大きくなって帰ってくる。

これら降海型のアマゴを「皐月鱒」と呼びます。こんなにカッコいい魚が地元にいる事を川で釣りを始めてから知りました。

それまでは、遠くの海で強く大きな魚ばかり釣っていましたが、だんだんと地元の魚の事を知りたくなってきました。

調べれば調べるほどサツキマスは出会う事が難しい事が分かりました。
「幻の魚」と言われるほどです。
そして、釣れなければ釣れないほどに釣りたい思いが募ります。

釣れる期間も短い、個体も少ない、釣り方も良く分からない。
何処にいるかもわからない。

年間の遡上数ははっきりとは分かっていませんが、今年令和3年の岐阜中央卸売市場に入荷したサツキマスの数はわずか11匹です。
それぐらい数が少ないのです。

この広い長良川、揖斐川、木曽川で、遡上する数が年間わずか数十匹の魚を探す行為は、殆ど狂気の沙汰だと思います。

これまで本当に沢山の釣りをしましたが、こんなにも釣れない釣りは他にありませんでした。
何せ7年間、ただの一匹も釣れなかったのですから。
それでも続けた私のような人種を、人は釣りバカと呼ぶのでしょう。

 

その魚がかかった時は「お願い!釣らせて!」と声に出してました。
無事ネットに掬えた時には本当に手も足も震え、たった一人の早朝の揖斐川で叫んでいました。 

あまりに気が動転して帰ろうとした車にインロックしてしまい、どうする事も出来ず河川敷で何時間もロードサービスを待つことになりました。
(幸い携帯だけは持っていました)

さすがに数時間河川敷で待ちぼうけしたら頭も冷やせましたが、嬉しさがふつふつと込み上げてきました。 

それはそれは最高の時間でした。

ロードサービスで鍵を開けてくれたおじさんに、
「俺、今日ここで幻の魚を釣ったんです。」
と自慢してしまいました。

もう、人に言いたくて言いたくて言いたくて。
我慢できなかったみたいです。

きっと感動を共有したかったのでしょう。
おじさんはポカンとしてましたが。笑

私は趣味で、手足も、心も震えるほど感動する体験を知りました。

 

次は仕事でこんな感動する体験を味わってみたい。

「やったな!」と肩を叩いて心の底から叫んでみたいです。

そんな仕事を社員みんなと共有したいです。

釣れるまでやめなければ、釣れる。

きっと目標も叶うまで続ければ、叶う。 

そういうものなのかぁと感じました。

共感を買う。思いを買う。

write by 垣本

『お金を払い、物を得る』という消費行動。

単純な日常の行為であるが、その単純なやり取りを掘り下げてみるととても面白い。

ある日の日常の買い物、外出先で感じた出来事と共に、『単なる消費行動』から見える地域社会での可能性について話していきます。壮大…(笑)

   

僕は、必要以上のものを買わない、消費に対してミニマルなスタンスをとっています。

かといってワンルームに机ひとつで生活するようなミニマリストを目指しているわけではありません。

必要以上なもの、不要になるような物は買わない。だけど「是非欲しい!」と思ったものは買うことにしています。

そうして手にしたものは愛着を強く感じ、長くずっと気に入って使えるような気がします。

その「是非欲しい!」と感じるものって何だろうと考えてみると、単に「物が欲しい」のではないのだと気付きました。

   

~知り合いに教えてもらった料理屋さんに行ったときの話~

ビストロで創作料理をアラカルトでいただけるお店へ行った。

美味しそうなアラカルトを5つほど注文した。

お酒が好きなので、料理と一緒に注文しようとメニューをみる。

ワインが飲みたいと思ったが種類や特徴なんて正直分からない。

せっかくだし、料理に合わせて店主さんにお任せしてみた。

すると、出てくる料理ごとに店主さんが

「このワインはねぇ、この料理に最高に合うんですよ!」

と活き活きしている。

さらに楽しそうに『料理についての思い』や『食材の特徴』などを丁寧に説明してくれ、最高の時間を過ごすことができた。

なんだかホクホクした不思議な高揚感を得て店を出ながら、考えてみるとあることに気がついた。

"ああ、僕はただ美味しい料理とお酒を求めていただけではなく、美味しい料理とお酒の中にある店主さんの思いを感じる時間を求めていたんだ。"

   

また、別の日の

~コーヒー豆を買いに行ったときの話~

今までは自宅近くのロースターへコーヒー豆を買っていたのですが、少し別のところに行ってみようと知り合いに教えてもらったロースターへ行くことにした。

試飲をさせてもらいながら豆の特徴、店主の好みや僕の好みについて少しの間話した。

「最近は浅煎りに興味があってー。」

「それならこんな豆がありますよ。浅煎りだと豆自体の特徴が分かりやすくていろんな好みが見つかると思いますよ!」

「浅煎りの淹れ方でコツってあるんですか?」

「淹れ方の冊子あるんで入れておきますね!」

今まで買っていたお店の店主さんは、淡々と仕事をしていて話をする隙など与えてくれませんでした。

それもあって、これまでコーヒー豆について気になってたことやその店のこだわりを知れると「またここで買いたい!」と感じました。

   

この2つの体験は自分が何を価値として捉えて消費をするのか、という指標に気づくとともに、生活の豊かさについて教えてくれるきっかけとなった。

さらにはこうした価値観は地域社会を動かす大きな手掛かりだと確信した。

チェーン店や大衆受けする商品は、便利であったり一定の安心を保証してくれる存在として非常に助かるものではある。

だけれどもそうしたお店で溢れたまちになることを僕は求めていない。

さらには消費者である僕たちが、地域にあるお店に大衆受けするサービスを求めるのはとても危険である。

なぜなら、地域の独自性やユニークな人たちを創出するための機会を奪っているからである。

だがしかし、現実はこんな会話をよく耳にする。

「ここのお店ではコーヒー500円もするの?あそこのコンビニなら100円だよ!」

「あそこのランチはドリンク別料金だったよ。ここの店はドリンク付きでこの値段なのに。」

注文して自分でボタンを押して手に入れるコンビニコーヒーには、どこのコーヒー豆を使っていることや美味しさを第一には求めていない。

手軽に得られる『便利さ』を買っている。

また、お店側も他商品の購買への導入としてコーヒーを売っている。

一方で、コーヒーショップで買うコーヒーは『店主との会話から得る知識やこだわりについての思いへの共感』を買っていると自覚している。

ランチが少し高い店では、もしかしたらお客さんが過ごす空間や場所の設えに付加価値を見込み、料金に含んでいるかもしれない。

どちらかを比べて優劣をつけるわけではないし、別に高いから良いものである、安いから悪いんだということを伝えたいわけではない。

僕たちがお金を払っている理由や商品に対する価値を、いろんな角度から見る。

それができれば、商品の一歩先の『思い』や『共感』について考えるきっかけになるし、その考えは地域社会における『強いこだわりを持った店主の活躍』や『地場の産業への関心』、『地域問題への関心』へと進んでいくのではないかと強く思う。

弊社賑わい創造事業部が掲げるスローガン

『大垣を日本一面白いまちにする』

この目標に向けて、まず自分自身が地域にある価値ある資源や産業について発信、共感を得られるメディアになりたいなと思った。

オンラインマラソン

write by 奥村

4月25日の高橋尚子杯第10回ぎふ清流マラソンは、昨年に続きコロナ禍により中止となり、オンラインマラソンに移行されました。

開催直前の中止の発表で、2年ぶりの開催を楽しみにしていたのでとても残念でした。

毎年一万人以上の参加者と世界各国から一流選手が招待される、日本最高クラスのハーフマラソン大会なので、この状況の中、開催中止も仕方ないと思いました。

実際の清流マラソンは沿道の観客からたくさんの声援を受けます。

もちろん知らない人たちですがこの声援が本当に力になります。

世界のトップランナ-の走りが間近で見ることができるのも大きな魅力のひとつです。

また私設エイドも多く、ドリンクの他、和菓子、岐阜イチゴなど、暖かいサポ-トをいただけます。

途中エネルギ-切れになるので食べ物の提供は特にありがたいです。

こうしたサポ-トのおかげで頑張れます。

山の中のカフェ

write by 桐山

連休中に、インスタに魅せられたカフェを巡った。

テーマは山の中のカフェ。

  

  • 了庵・・・鬼岩公園の旅館・了山のカフェ

渓谷の中に落とし込むように建っていて、建物は道路からほぼ見えない。
狭い坂道を下って行くと門があり、此処からテラスに至る。
中も良いが、今回は外で少し寒いくらいの風を感じながらお茶を飲む。
水の音が心を休めてくれて何とも言えない気分になれる。

 

  • 休暇小屋・・・土岐インターから山に向かう、頂上のゴルフ場の奥にある。

これも看板が無いし小さな建物が見えるだけ。
デッキは座ってお使いくださいというイメージで手摺も何も無い。
此処も外でコーヒーを飲んだ。
上から見下ろす景色が、天候も良かったので大変気分よく過ごせる場所です。
中々店にたどり着けないと思うのですが、かなり遠方からの車もありました。

 

  • テラサ・・・吉良海岸のカフェ

此処も看板は表札のような大きさ。
建物は全く見えずに海だけがある。
探さないと中々行けない店です。
超繁盛していて、桐山が15時に行ったら、「夜までには入店できますが料理は無い可能性がある」との事。
ウェイティングは20組以上だった。
諦めて帰宅したが、再度チャレンジしたい店である。
近くには立派なリゾートホテルがあるのですが、何故か此処が若者に人気のようです。

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