私達の会社は代表の交代などもあり、今まさに変革期に突入しました。
私達の会社はどんな変化をしていくのか?
まだはっきりとは決まっていませんが、一つ言えることは、地域に必要とされる会社にならなければ存続する事が出来ないという事です。
走りながら、考えながら、変化していく事になるでしょう。
ここ数カ月企業への訪問が続いています。
良い会社をこの目で見て、感じるためです。
今回のコラムではそのうちの幾つかをご紹介させていただきます。
2021.7月10日 グリーンノートレーベル株式会社 様
富山県は射水市で、空き家や空き地を使い「場」と「空間」と「しかけ」をつくり、まちに「元気」をつくる会社様です。
私達がミドリバシを中心にまちに賑わいを創出する活動内容に、かなり近い内容だと感じています。
空き家を使い、射水市に11年で数十件のプロジェクトを実現させていらっしゃいます。
私達はミドリバシ周辺で3年活動してまだ2件ですから、相当スピードが速くまちの活性化に寄与していらっしゃいます。
私達は訪問し、代表である明石さんに、インタビューを通じて空き家活用のためのノウハウやシステムを教えていただきに行きました。
ところが、インタビューで明石さんから帰ってきた言葉は
「ノウハウはありませんよ。職人芸です。」との事でした。
「結局このまちに面白い人を一人づづ集めてまちを体験させて、彼らがやりたい事を実現させていくだけだよ。」と
中でも印象的だった話の一つが、外国人の方にバーを射水市で開業させたとの事。
その外国人の方はもちろん日本でバーをやったことなどありません。
全く実績が無いのです。
私達も開業のお手伝いをしたことがあるので、その大変さが良く分かります。
大きな障害の一つが開業の資金です。
銀行に全く実績の無い人は事業用に資金を借り入れする事が非常に困難です。
ましてや外国人。その人のために膨大な資料を一緒に作り、保証協会まで乗り込み演説したそうです。
結果、開業まで無事こぎつける事が出来たそうです。相当な労力でしょう。
「きっと難しいけれど、出来ない事なんて無い。誰でも必ず出来る。」
とおっしゃっていました。
究極的に前向きな思考で現状を打破する力を感じました。
帰りに、社長と会長と3人で
「我々はそこまで企業する人と向き合って伴走することが出来ているだろか?単に建築屋として関わっているのではないか?」
と沢山議論して帰ってきました。
まだまだ変化はこれからです。