write by 奥村

新型コロナウィルスの影響で子供たちも様々な我慢を強いられています。
例えば部活動の大会が中止になり、修学旅行や社会見学など外で学ぶ機会も減っています。
そんな中、「6年生をあきらめない」と題した職業講話が、1月9日に岐阜市の小学校で開催されました。
さまざまな職業の講師が自分たちの仕事について子供たちに話をします。
そこに建築士の講師としてお招きいただきました。

 

弊社は年に1回キッズスタジオというイベントを開催しております。
毎年約1000人の子供たちが参加してくれています。
このイベントは将来の地域の担い手を育みたいという思いで、建築の仕事を実際に体験してもらうもので2010年より続けています。
こうした実体験はインタ-ネットで育った子供たちにとっては特に大切なことだと思っています。
だから今回もよりリアルに建築士の仕事の内容、やりがい、楽しさ、そして厳しさもお伝えしようと、パワ-ポイントのほか建築の模型、設計の道具、建築基準法の本などを実際に見てもらい、臨場感をなるべく感じてもらいながら話をさせていただきました。
模型をじっくりながめたり、難しい顔をしながら法律の本をひらく子などいろいろな子がいました。

後日、子供たちから話を聞いた感想文を頂きました。
「将来設計して自分の手で創ってみたい。」「法律が書いてある分厚い本にびっくりした。」「将来建築士になって様々な人の笑顔をつくりだしたい。」「夢をみつけさせていただいてありがとう。」など、たくさんの嬉しい感想文を頂きました。

 

今回このような貴重な体験をさせていただき、こうして社会人と子供たちを結び付けていくことは今後より大切なことだと感じました。
インタ-ネットやテレビで得られる情報とリアルなものにはやはり差があります。
自分の目、耳、肌で得るものは感じ方が違います。
それだけに話す側の責任も大きいので全力でお話をさせていただきました。
少しでも将来について考えるきっかけになっていただけると嬉しいです。
日本の将来を担ってくれる子供たちの可能性を育むために、これからもキッズスタジオやインタ-ンなどを通して活動していこうと思います。