カテゴリー: ■キリヤマ*コラム

2022年 感謝

write by 桐山

今年も1年、あっという間に過ぎて行きました。
お陰様で35年が過ぎました。
その間自分、会社が成長できたのか?は甚だ疑問ですが、現状報告させて頂くと

  • 設計監理業務は浅野撚糸㈱福島工場の工事が行われており、年明けの1月末に建物が竣工、全体工事は3月末完了、4月下旬にオープンと慌ただしく進んでいます。
    計画と設計で3年、工事に1年を費やして竣工に至ります。
    福島の復興に掛ける浅野社長の思いは真剣で「命を掛けて取り組む」という男気の強さは隣に居ても驚くほどのパワーで伝わってきます。
    休む間もなく全国、海外と走り回りPR、人の確保、マスコミ対応と一人何役もこなしておられます。
    来年はこの事業の運営が始まり福島県双葉町に色んな所からお客様に来て頂けるようになる事を願っています
  • HACCPコーディネーター資格を社員さんが取ってくれました。
    鶏肉加工工場、飴製造工場と仕事をさせて頂き、又菓子製造工場の仕事が始まって行きます。
    食品工場の品質向上は不可欠の事であり、一旦事故が発生したら莫大な被害をもたらします。
    この事の改善に少しでもお役に立てればと思います。
  • 工事費が3割程度上昇していて、これに随分苦しめられた一年でした。
  • 意識が変わってきました。
    我々の世代は生きる事(生活する事)が重要でありましたが、今は自分の生き方があって、その上で働く事を決めていく時代だと思います。
    一人一人の生き方を大事にして、その上で働く場所を決めるようになっています。
  • 弊社のような小さな会社は安定する事は無いのでしょうが、来年も「挑戦、変化」を繰り返し、少しでもお客様の役に立つ会社に成長させて行けるように行動します

㈱現代設計事務所
代表 桐山貞善

古民家カフェ2軒

write by 桐山

〇京都八坂のスタバ店

二年坂の古民家を改修して活用されています。
お決まりのスタバの看板もなりを潜め、気づかずに行きすぎる所でした。
でも内部は凄いインテリアで、従来のスタバでは無かった雰囲気を作り出して靴を脱ぐ、座椅子に座る等、狭い場所を実に上手に作り上げていて、カウンターも漆喰に見えるのですが、たぶん違って行燈のような灯りを醸し出していました。
暖房用ヒーターもそれ自体がインテリアになり、品よく納まっていました。

〇ブルーボトル八角堂店

以前自転車屋だけの時に見学した事があるのですが、この狭い店で自転車屋+ブルーボトルのコラボを良く実現させたと思いました。
店は南禅寺店と同じで、既設に極力手を加えずに取り払った壁の跡、柱の残像を残して店を設えていました。
兎に角狭いし猥雑な立地です。
何も手を加えない、そして洗練されているデザインは今からもっと色んな場面で出てくると思います。
南禅寺も驚きでしたが、八角堂もそれに勝る刺激を与えてくれました。

金沢

write by 桐山

連休に谷口吉郎・吉生記念金沢建築館を見学してきました。

この方の作品は、これまで、豊田市美術館、東山魁夷美術館(長野)、京都博物館、鈴木大拙記念館等を見に行きました。

その都度感じるのは、シンプルなデザインに徹し、余計な物を全部除いたディテールには究極の美があるんだ、と言う表現力の凄さである。

以前美の巨人にも登場され、建築家=哲学者のような空気観を醸し出す人柄にも圧倒された覚えがあります。

鈴木大拙の記念館は、建物としては小さな規模ですが、周りの水盤、樹木、庭、アプローチ、石の表情等全部が谷口氏の頭の中で組み立てられていて、思惟の空間を見事に作り上げておられます。

桐山もひととき時間を過ごしましたが、若い来場者も多くお互いにゆっくりした時間を感じる事が出来ました。

弊社の「ミドリバシ」も女性に人気があります。

川、縁側、樹木、通りの狭さ等が微妙な間合いを保っていて、効率、スピード、経済性とは対局にある事が人を引き付ける魅力になっているのだろうと思っています。

ミドリバシの拡張と充実を行い、場の力を高めて行きたいと思います。

空飛ぶ車

write by 桐山

最近桐山が一番ワクワクした記事が、2025年の大阪万博には「空飛ぶ車」が登場するとの報道です。

国も法的整備を24年度中に整備し、大阪近郊を万博に行く人の利便性を高めるために空飛ぶタクシーがドンドン飛べる(走る?)ようにするようです。

桐山のような高所恐怖症の人間も、とりあえず一度乗ってみたいタクシー(垂直離着陸機)です。

リニアも良いけど地中掘削の反対で中々完成まで時間がかかるようなので、空なら課題はあるけど反対は少ないだろうと思います。

都会と地方では飛ぶ高さも異なると思うし、高度は色々と選択肢があるので事故は間違いなく減ります。

弊社は今、福島の現場に電車で7時間、車で8時間かけて行っていますが、これが空を飛べば2~3時間程度で行けるのだろうと。

最低1泊する工程が日帰りが可能になる。

離着陸場の確保が必要ですが空港を作る費用の数分の1で済むと思う。

今まで平面で考えていた事が移動空間も3次元で考える事が出来るようになる。

将来は移動するときに公共交通機関、飛行機に加え、空のタクシーが加わる。

これは画期的な事でワクワク出来る事です。

特に地方の移動が楽になり、益々移住が進み、活性化させる良い手段だと思います。

そんな事を思いながら、今週末と来週末の金・土・日は、大垣四季の広場で「かわなかテラス」の主管を昭和技研様と弊社で担当しております。

桜の名所である四季の広場の川べりに、色んな地元の模擬店が出店されます。

是非、春を味わいにお越しください。感謝

桐山の単年度目標

write by 桐山

ミドリバシを初めて2年半が過ぎた。

やはり建築を通じて地域に役立つ事がライフワークだと思う。

 

1,自社の建物にテナントを誘致賃貸する。一部は自社で運営を進める、且つ業務に付帯する施設も設け人が集まる「賑わい」を作り出す。

2,ミドリバシをスタートアップの場所として確立させ、第三のミドリバシを運営し利活用を進める。

3,空き家・古民家活用の仕組みを作る。

 

お陰様でミドリバシのお客様は確実に増えています。

本日(2月11日)のランチ営業も完売していますし、ミドリのいち、惣菜、コーヒー、バインミー、パン、野菜販売の来客も順調に伸びてきています。

昨年5月にオープンした昭和ビル様のBAKE-A(ベイクアー)、シェアキッチンも順調に営業されています。

若い力は色んなアイデアや技術、商品を考えだし、街に賑わいを作り出し、人を巻き込んでいます。

若者のエネルギーは時代と共に現れ方、伝え方、広まり方が変化していますが、新しい変化を作り出してくれます。

ミドリバシは、中心市街地である四季の広場周辺に賑わいを作りたいと初めた事業ですが、今はお店を出したいと言う起業希望者に提供できる場所が無いというのが現状です。

行政も動き出しておられますが、第三、第四のミドリバシを作りだして期待に応えれるように体制を作って行きます。

この一年も10年先を見つめて全力で行動します。 感謝

1年を振り返って

write by 桐山

コロナ禍の中にも関わらず良い一年だったと思います。

お客様、取引先、仕事をお手伝い頂いている業者様に感謝を申し上げます。

この一年、奥村社長の熱意は確実に社員さんに伝わり、社員さんを巻き込み、彼らが自ら動き出しています。

会社は利益目標を達成することが重要ですが、自分の命を(人生を)生かす事はもっと重要だという社長の思いは、徐々にですが伝わりだしています。

弊社は総勢11人の小さな会社ですが、かなり輝いている会社だと思えるのです。

大垣という地域の中で現代設計に何が出来るか?
何を成し遂げる必要があるのか?
自分には何が出来るのか?

みんな考えながら自動してくれるようになりました。これは凄いことです。

ミドリバシの事業も、マルシェ、食堂等に広がり、昭和ビルにはBAKE-A(ベイクアー)さんが出店してくれました。

弊社としては初めての取り組みで中々順調とまでは言えませんが、多くの人に助けられ、人の流れが生まれ賑わいができ、一歩を踏み出しています。

来年は5棟以上の賑わいを創造し再生活用を実現させます。

また、設計監理・住宅事業でも多くの出会いをいただき、どんどん雰囲気が良くなってきています。

人は、目標を高く持ち、人の役に立つ事を行う、もうこれで良いと思った所から、さらにもう一段上を目指す。

生かされている事を実感し生ききる事の大事さを改めて気付いた年でした。

まだやれる事は無限にある。
やってみて失敗する事もあるけど、やらなければ何も判らない。

失敗と挑戦の繰り返しが人生だと思えた一年でした。

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