カテゴリー: ■ニシガキ*コラム

明和電機

write by 西垣

去年の年末に、急遽 私のわがままで家族を連れて「明和電機 ナンセンスファクトリー」という展示会に、わざわざ豊川市まで行ってきました。

明和電機とは、オリジナルな電子楽器などを開発し、ライブや展覧会など、国内のみならず広く海外でも発表しているアートユニット(?)です。

私も25年前ぐらいにCDショップで見かけ、どんな音楽か気になってしょうがなくなり買ったのが知ったきっかけです。

ユニットの事を調べてみると、何度もスケッチ・試作品づくりを繰り返し、手作りされたオリジナルの楽器で演奏会を開くという、CDで聞くよりも生で見る人たちだとその時は思いました。

今みたいにYouTubeとかはありませんでしたので、唯一 映像で見る事が出来たのは、昔TVで放送されていた「たけしの誰でもピカソ」という番組に紹介された時だけでした。

それから月日が経ち、社員旅行で2014年にシンガポールに旅行に行った時に、ホテルの周りを散歩していたら、建物の外壁一面に明和電機のライブパネルが貼られていて、ビックリして思わず写真を撮ってしまいました。

その時から日本での活動をたまに気にしていたら、近く(?)で展示会があるという事で、これを逃したら もう見る事は無いだろうと思い、何も知らない嫁と子供を説得して出かける事になりました。

展示場の様子・作品等は盛り沢山なので、また次回に詳しく紹介させてもらいます。

かえるの子はかえる

write by 西垣

秋が終わり、ファミリーキャンプも春までおあずけになり、最近では日が暮れるのも早くなってきました。
子供は学校から帰ってきたらいつも近くの公園で遊んでいましたが、その時間も短くなり、晩御飯までの時間を持て余していました。

そこで、100円ショップでらくがき帳や 写し紙、カーボン紙などを買ってきて、色々な本の挿し絵をマネして書いてみたり、写したりする事をやらせてみました。
私も小さい頃よくやっていたなぁと思いながら、最初はカーボン紙の使い方を教えながら一緒に絵を写していました。
慣れてくると、私のいない平日でもコツコツひとりで何かを書いていました。

そんなある日、私が最近どこにも出掛けていないので、コラムの書く内容に困っていたら、「かえるの子はかえるでイイんじゃない。」と言いながら、妻から2枚の絵を見せられました。
その絵は私が小学校1年生ぐらいに書いた絵と、子供が最近書いた絵でした。
それはどちらも 私が大好きだったアニメの「キン肉マン」で、かけている必殺技がまったく同じでした

1年前ぐらいに、子供と妻ふたりっきり、雨が降っていて何もする事がなかった時に、こっそり私のコレクションしてあったDVDの中からパッケージを見ただけで、子供が「キン肉マン」に興味を持ち、それからずっとそのDVDを繰り返し観ていました。
その流れでなのか、妻が大好きなプロレスにも興味を持ち、プロレス観戦も愛知県体育館まで観に行くほどハマっていきました。
最近では毎日、プロレスの試合を観ながら、キン肉マンのぬいぐるみに技をかけています。
「鬼滅の刃」よりも「キン肉マン」、「戦隊シリーズ」よりも「プロレス」という、どちらも私たちが強制したわけではないのですが、自然と興味がわく物は似てくるんだなぁと不思議に感じた最近の出来事でした。

ファミリーキャンプ準備

write by 西垣

9月末にキャンプ場を予約していたのですが、緊急事態宣言が9月末まで延長してしまい、行く事が出来ず子供はガッカリしていました。

そこで、家の庭やキャンプ場で遊べる何かを作ろうと思い、以前 キャンプのテレビ番組でやっていた『モルック』が子供から大人まで楽しめそうだったので、子供と一緒に作る事にしました。

「モルック」はフィンランドの伝統的なゲームを元に、1996年に開発されたスポーツです。12本のピンをバトンのような丸棒で倒していき、決められたルールの中 得点を足していき、最後に丁度 50点になったチームの勝ちとなります。小学校低学年の子には算数の勉強にもなり、ちょうどいいと思いました。

最初に商品を見たのはキャンプグッズショップで、8000円ぐらいしていてビックリしたのと、子供にはちょっとサイズが大きいと思い、比率をいっしょにしてミニモルックにすることにしました。

本当は太さφ55あるのですが、φ35の丸棒を準備して本数分カットしていきました。なかなか子供では丸い棒をまっすぐノコギリで切るのはコロコロして難しく 危なそうでしたので、私が手を添えていっしょに切っていきました。カットした材の角を紙やすりで削ったり、数字を書くのとクリア塗装は一緒に作業し、木の粉・塗装まみれになりながら頑張ってピンとバトンは完成しました。

ただ それだけでゲームは出来るのですが、持ち運ぶケースと点数表が無いと毎回 大変そうなので、それもせっかくなのでと製作する事にしました。サイズ的にどのくらいの入れ物がちょうどいいかと探していた時、去年 100円ショップの材料で、これまたキャンプ用の調味料入れを作っていたので、それに収納してみたら丁度全てが収まったので、それを収納ケースにしました。そしてのケースのフタを作り、その裏にマグネットシートを貼って点数表も完成しました。(調味料入れは再度 製作です。)

子供は完成すると、すぐにやりたい!!というので、急遽 家の中でやることにしました。サイズを小さくしたことでリビングでも十分 ゲームができ、予想以上に子供も大人も楽しめました。

そして10/17に念願のキャンプ場で、お兄さん家族といっしょに対抗戦を行いました。家の中ででも十分 楽しかったのですが、沢山の人数で外でやるモルックは凄く盛り上がり、キャンプ場でやる事の楽しみが またひとつ増えました。

また何か楽しめる物を、子供といっしょに作っていこうと思いました。

商業リゾートVISON

write by 西垣

ここ1、2年、家族旅行を計画しては旅行先に緊急事態宣言が出てしまい中止にするという事の繰り返しをしてきました。
いつもは音楽イベント、旅行先の観光地を時間のある限りまわるという旅行をしてきましたが、今回は少し伊勢神宮をぶらりとして、ホテルで食事と温泉でゆっくりするという旅行を計画しました。
ホテルの目の前がすぐ鳥羽湾で、ロビー・露天風呂・お部屋から素敵な海の景色が眺められました。
夜には目の前の島から花火が上がり、ホテルの中でしたが、家族でとても良い気分転換ができました。

今回 お話したい事は、その旅行の帰り道に立ち寄った『商業リゾートVISON』です。
あまり下調べをせずに、高速のパーキングエリアのような気持ちで寄ったのですが、とても良い施設を見回る事が出来ました。

豊かな自然を持つ土地で、VISONでは「癒・食・知」を軸とした、幸せな体験が出来る場所というテーマを基に、4月にマルシェ・スイーツエリアがオープンし、6月には 薬草湯お風呂エリア・木や森をテーマにしたエリア、そして7月20日に全てのエリアがグランドオープンしたそうです。

全てのお店を見ていくには時間が足りませんでしたので、散歩感覚でぶらりとしたのですが、どのお店もこだわりがつよく、いろいろな過程をへて、最終的にたどりついた製品という感じがしました。
次回 来る事があったら、よく調べて厳選して立ち寄ろうと思いました。

その中でも、木や森をテーマにした体験・体感型施設「kiond」で休憩がてら、ちょっと立ち寄る事にしました。

ここでは、木材から家具・アート作品を作るワークショップや、森の散策・焚火起こしなどの体験ができるイベントをおこなっています。
室内には小さい子どもが遊べる、木の香りあふれ 迫力のある木製ジャングルジムなどがあるプレイグラウンドと、アウトドア・動物・昆虫・植物など自然に関する専門書や絵本が置いてある小さな図書館が併設されたカフェがありました。

私たち家族はこの施設がとても居心地が良く、いつまで居ても飽きないスペースでした。
子どもにいろいろな自然に関する知識・興味をもたせ、そこでの体験をもとに自然の事を考えるという、これからの生活にとても大切な事が学べる施設だと思いました。

最近はコロナの影響で出来ていないのですが、私たちも仕事の一環として、子どもに建築関係の職業体験をしてもらい、仕事に興味を持ってもらうなどのイベントを行っているのですが、その延長として環境という事も 子どもたちに興味をもってもらい、考えていくイベントを開催していきたいと思いました。

キースへリング美術館

write by 西垣

少し前の豊田君のコラムにもありましたが、山梨の清春芸術村に男性社員だけで研修に行ってきました。

その日だけ天気がとても悪く、あまりゆっくり見学する事が出来ませんでしたが、写真では感じとれない、実際に見たり触ったり、空間を感じる事が大切だとあらためて思うことができました。
研修の内容は豊田君が詳しく話してくれましたので、 私はこの研修の後、近くにちょうどありました『キースへリング美術館』に立ち寄った話をしたいと思います。

実はここに来るのは2回目で、しかも何十年か前にどこかへ社員研修をした後に私が「行きたい」とリクエストしたのでした。
今回は、あれから増築がされて展示内容が増えていたり、ホテルが新設されていたりしているので、もう一度観に行きたいという気持ちと、若い社員さんにも見せてあげたいという思いがあり、立ち寄る事にしました。

ユニクロのプリントTシャツでよく見かける事が多いですが、アンディ・ウォーホルやジャン・ミシェル・バスキアなど、ポップ・アートを牽引する代表的な美術家です。
ニューヨークの地下鉄構内で広告板に自発的に描いたグラフィティー・アート、またストリート・アートの先駆者として、私が好きなアーティスト、エリックヘイズという人も共に絵画作品の個展やグループ展へと活動を広げていった仲間のひとりだったので、共通するような作品があり興味のあるアーティストです。

基本的には色鮮やかで動きのある楽しそうな表現の、よく見かける作品が展示されているのですが、この美術館には、表現が激しくあまり表に出てこないような作品が多数見る事が出来るので、キースヘリングをより知ることが出来ます。
増築された部分には、今までの活動の様子の動画や写真、日本来日の様子やイベントポスターなど、そこの展示の仕方もすごくかっこ良く、キースヘリングを表現していると思いました。

何よりもキースヘリングを表現しているのが、この美術館建物本体です。
大自然を融和し『闇から希望へ』というテーマで、80年代の混沌とした大都市ニューヨークで生まれたキースヘリングのアートが放つメッセージを体感できるように空間を設計されました。

リニューアルオープンでは、『生命の荒々しさ』をキーワードとし、生命力がまるで自然の地形に反響するかのような斬新な設計となりました。
外壁には波動をデザインし、中庭には稲妻形の壁が出現してあるそうです。
今回は大雨だったので、外観と中庭を見る事が出来なくとても残念でした。

最後の楽しみ、お土産のグッズコーナーです。
家族へのお土産を探している時、箱の中にキースヘリングのキャラクターオブジェの何が入っているか分からないという、よくあるお楽しみBOXを購入しました。
中でもキースヘリングとアンディ・ウォーホルとコラボした『アンディマウス』が欲しく、箱を振って 重さや形状を想像して ひとつだけ選び、その場で開けると次々と買ってしまう性格なので、ワクワクしながら帰宅しました。       お酒を飲みながらちょっと落ち着いた時に開けましたら、なんと、欲しかった作品が出てきました。
このキースヘリングの作品が一番思い出に残り、今日から一番大好きな作品となりました。

田んぼ体験

write by 西垣

ゴールデンウィークはどこへ行く事もなく、家でいつものキャンプごっこをしながら家族で過ごしていましたら、保育園からの幼なじみの友達から連絡があり、「子供と一緒に田んぼ体験しにこない?」と言われ、楽しそうだったから家族揃ってお邪魔する事にしました。

子供にいい体験をと思って行ったのですが、一体 何をするのか全く見当が付きませんでした。

普通に想像すると、小さな苗を一定の間隔に植えていく事だろうと思っていたのですが、その前の段階の種まき場を作って並べるという作業でした。

まず、田んぼに土俵のような高台(苗代田というそうです)を作り、その上を軽く耕し、水に浸すという作業をしました。

大人たちは耕し、子供たちは水をバケツでかけていきました。

最初は長靴を履いていましたが、すぐに私も子供も裸足になりました。

子供もかなりはしゃいでいましたが、私も とても気持ちが良く感じ、なんだか懐かしい気分になりました。

今度は柱のような角材をふたりで持ち、その高台を真っすぐに均し、再度 水をかけて次の作業にはいりました。

種もみに種をまいた育苗箱という容器100個ほどが事前に準備されていて、それを出来上がった苗代田にきれいに並べる作業です。

田んぼの中では思うように動けないので、大人・子供が一列に並んでリレー形式で順番に並べていきました。

あぜ道から遠く離れれば離れるほど大変になり、段々リレー間隔が長くなり、足をとられてこけそうになりながら、皆で頑張りました。

最後にジョウロで再度水に浸し、ビニールハウスのように空間をもたせるようにシートを覆い被せ、作業完了しました。

農家では毎年、家族・親戚などが集まって行事のように行われ、最後は楽しく会話をしながら皆でお昼ご飯を頂くという、私も子供も初めて体験する事ばかりで、とても思い出に残る1日になりました。

帰りに畑で イチゴ狩りもさせていただき、家で早速食べたのですが、見た目はアレですが、、、

予想以上の甘さで子供も大満足でした。

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