カテゴリー: ■カキモト*コラム

かわまちテラス

write by 垣本

大垣市役所都市計画課主催の桜の時期のイベント

『かわまちテラス』が開催されました。

ミドリバシの建物だけではなく、なんと「道路空間」、「川辺空間」も出店の場として使うことができました。

道路では子供たちが走り回ったりチョークで道路に絵を描いたり。

普段は車が通って危ない場所だけど、このイベントでは好きなように遊べる。

川辺でも桜を見ながら休憩する人や鯉に餌をあげる人。

公共空間はみんなのものと言っても

「勝手に使ってはダメ。」「迷惑かけたらダメ。」

ネガティブな考えを押し付けられパブリックな場所が誰にも使われない場所になっているのをよく見ます。

今回のイベント限定で公共空間利用の許可が得られたのですが、

日常的にそうした状況が生まれるといいなと強く感じました。

好きなように遊べる、自由に振舞えるっていう体験を地域の生活空間の中でできる。

そこには責任が伴うのは当然だけど、主体性を育む最高の体験だと思う。

このイベントをきっかけとして変えていけたらと思いました。

緩やかな人の繋がり

write by 垣本

弊社が運営するennoieミドリバシに昨年8月に掲示板を設置しました。

当初は『ミドリバシって何やってるか分からないよね~』を解消するために、こちらの情報を一方的に伝える役割を考えていました。

「〇月〇日 マルシェやります!」、「ヨガ教室やってます!」のような感じで。

そんな中ふと、「みんなに書いてもらうのも面白いんじゃないか?」と思い、お題を出して誰かに応えてもらう相互的なコミュニケーションツールとしてこの掲示板を使ってみました。

「市役所の方に質問!ミドリバシにあったら嬉しいサービスは?」のように、ミドリバシの前を毎日通る市役所職員の方へのアンケートや、「2021年一大ニュースは?」のように、近隣に住む人たちに今年起こった嬉しいことを共有したり。

今までの一方的な情報発信では、何人の人に伝わっているのか分かなかったり、それが誰のためになっているかも感じられませんでした。

しかし、対話形式で掲示板を活用することで、みなさんが感じていること、欲しているものが顕在化され、それだけで『賑やかな風景』をつくりだすことができました。

直接会ったことはないけど、お互いのことを知らせ合うことができる。

お互いを見守り合うような温かいまちのコミュニティづくりの一端になればと強く思いました。

ミドリバシの前を通る際には少し気にかけていただけますと幸いです。

沼垂テラス商店街

write by 垣本

空き家が連なるシャッター街を30店舗が入居する、ひとつのまちをつくった、

「沼垂テラス商店街」

先日、新潟市にある『沼垂テラス商店街』という場所へ行ってきました。

新潟駅から徒歩20分の場所に位置し、周りにはお寺さんがたくさんありその昔は「沼垂市場」として地域住民で賑わうまちだったそうです。
近くには大規模な工場が立ち並び、高度経済成長期には、工場作業員さんたちが立ち寄る飲み屋がずらりと立ち並んでいたそうです。
そんなまちも昭和終わり頃からシャッター街となり、以降約20年その状態が続いていました。

そんな中、このまちで割烹料理屋を営む田村さんが立ち上がり、かつての賑わいを取り戻すために動き出しました。
自分で運営しなければと、田村さん自身が空き店舗を借り、2010年に佐渡生乳ソフトクリームと手作り惣菜のお店『Ruruck Kitchen(ルルックキッチン)』を開業させました。

2011年、家具とコーヒーの店『ISANA(イサナ)』が、さらに2012年、陶芸工房『青人窯(あおとがま)』が次々とオープンし、ゆっくりであるが1年に1店舗のペースで空き家に入居が決まりました。

その後、市場組合が解散したことを機に、空き店舗になっていた長屋を会社で一括して買い取り、コンセプトを変えて新たな商店街として再生、開業希望の若者が出店しやすい環境が整えられました。
中には、2坪(4帖)の物販店やコーヒースタンドもあり、正直「こんな大きさで店舗運営出来るんだ!」と驚きました。

重要なのは、スタートしやすい賃料で必要最低限の設備で店を出せる出店しやすい環境だと改めて感じました。
例えば月3万で借りられる2坪店舗なら、「副業からでも始められる!?」、「子育てしながらでも始められるかも。」とハードルを低く感じてもらえる。
これからチャレンジする方の可能性を消すことなく、その方の個性を発揮できる場を作れるんだと感じました。

ミドリバシがある四季の広場も駅から徒歩20分という立地で、昔からの生活が残る素敵な場所があったり、空き家もたくさんあったり。

沼垂テラス商店街のように、新しく起業する人で溢れるまちにしていけるはず!

これから、そんなふうにまちを変えていけたらと思ってます、楽しみにしててください!

 

最後に

沼垂と書いて「ぬったり」って読みます。

枠のない集まり

write by 垣本

弊社賑わい事業部はennoie ミドリバシを起業希望者のためのレンタルスペースとして運営しております。

「大垣のまちにある空き家をなくしたい!」という思いから、このまちで新しく生業を立てる方を応援し、空き家という古くから残るまちの風景に溶け込む。そんなことを目標にミドリバシを運営しています。

空き家は増える一方ですが、空き家を埋めるには、そこで「活躍する人をつくる」、「チャレンジしたいと思う人との関係性を育んでいく」ことが大切だと思っています。

これまでのイベントや恒例となった月一マルシェイベント「ミドリのいち」などで様々な出会いにより、まちの変化をすこしずつ感じられ始めました。

しかしその一方で、これまで出会った方たちの多くは、すでに実績とビジョンをはっきり持たれた方であったように思うこともあります。

実はその手前の「これから、何か始めたいけどプロとしてできるかなぁ。」や「自分はこれが得意。これが好き」という個人の思いを表現する段階を共有することも大切ではないかと考えるようになりました。

そんな話を地域の農家さんと話していると、「何も決めずにただ集まる会」を開いたら面白いんじゃないという話になりました。もしかしたらそこから自分のやりたかったことを実現するための仲間と出会えるかもしれないし、日々の困りごとからまちを良くする取り組みに発展するかもしれない。そんな思いを持ちながら、9月から隔週程度で始めた「何か話しませんか?」という会。

これまで計3回実施し、毎回5人程度集まる会として進み出しました。

その場で話題が決まったりするのと、別にただ来るだけでもいいという低いハードルで参加してほしいので詳しく内容は記しませんが、本当に面白い時間を共有できている気がしています。

段階的に、新しい取り組みが始まり、イベントになり、それがお店になったり、空き家への入居につながったり。いろんな妄想を膨らませられる「枠のない集まり」

突然と告知いたしますので、ご容赦くださいませ。

「いやぁ、それにしても最近朝晩涼しくなりましたね~。」

そんな何気ない一言がなにかのきっかけになるかも。

フードハブプロジェクト神山

write by 垣本

先日、徳島県は神山町「地方創生の先進地」に行ってきました。

3日間の滞在の中で、印象に残った取り組みを紹介します。

 

『フードハブプロジェクト神山』

 キーワードは「地産地食」

農作物のブランド化や6次産業化の支援ではなく、地域で食にまつわるサービスを生み出し、農作物を地域で食べることで経済を回していくというコンセプトだそう。

確かに考えてみると、地方で作った農作物を市場の大きい都市部で高値で販売する『農作物のブランド化(すごい大きくて甘いいちごがイメージしやすい)』って農作物のお金は地方に落ちるけど、その食材を使ったサービスは都市部で起こってしまう。従来の生産地(地方)と消費地(都市部)の関係は変わらない。

農作物を作る人のみが頑張る仕組みは、生産者への負担となる。加えて、生産者が都市部に向けた商売をしても、同じ地域内に住む人にとっては、その食材や生産者に対して愛着は湧かないし、応援したい気持ちも起こりにくいように思える。都市部からの評価がその地域の評価として考えるのはなんか寂しいし、時代錯誤に思える。

このフードハブプロジェクトでは、地域の農作物をふんだんに使った食堂「かま屋」やベーカリー兼食品店「かまパン&ストア」をオープンしたほか、神山に息づく食文化や郷土料理の再生、オーガニック農業の導入などに取り組んでいる。

生産者に加えてレストラン・加工業者・販売業者などの様々なサービスが地域内に生まれ、循環させることができる。そうすることで雇用が生まれるし、農業が元気になり、景観を維持していくことにもつながる。

地元で自分たちらしく生業を育み、生活を営む。

未来的だけど、自然なことだよなー。

大垣近郊でも農法にこだわった農家さんや素材にこだわった料理人さんたちと一緒にこんなプロジェクトを始められたらなぁ。

ミドリのいち開催

write by 垣本

6月26日(土)に『ミドリのいち』第1回目を開催いたしました。

弊社が運営しているレンタルスペース”ミドリバシ”にて、地元の起業者や起業希望者が出店するマルシェを開催したいと思い、企画をスタートさせました。

その中で、ぎふコーラの泉野さんと、方向性や運営方法を模索しながら共に進めていきました。

企画会議を重ねる中で、泉野さんが「ぎふコーラとしてマルシェにいろいろ出店してるけど、毎回ゴミがたくさん出るんだよね。」と問題を提起してくれました。

確かに、楽しいマルシェはいろんな所にあるけど、”楽しい”というのは表面的なもので、裏で困ってる誰かがいるかもしれないと考えるようになりました。

 

ただ楽しいだけで終わらせるんじゃなく、まちのためになるような地域の恒例イベントにしたい。

また、続けていく中で、イベント自体を良い方向にアップデートして、地域の問題解決につながればいい。

 

そこで固まったコンセプト、『持続可能なマルシェ』を基に、様々な仕掛けを考えていきました。

野菜を展示するのもプラスチック袋じゃなく、新聞紙で包装したり、

マイボトルで出店者の商品を味わったり、使った食器を外の流しで洗って持って帰る。

そんな素敵な風景をつくる仕掛けを考えSNSで発信しました。

 

また、毎年弊社が運営に関わってきた子ども向けの建築職業体験イベント『キッズスタジオ』のミニ版も、将来の子どもたちの可能性を育むようなプログラムとして、ミドリのいちにて開催しました。

当日は、子連れのお客さんが多く、美味しいものを楽しみ、また2階のキッズスタジオにてモノづくりWSに参加し、中には開演から終演まで滞在する方も見えました。

そして、インスタをみてマイバッグ、マイタンブラー持ってきましたと嬉しそうに話しかけてくださった方。

考えていた、「楽しいだけじゃない、まちのためになるマルシェ」の第一歩が踏み出せたと思いました。

「ミドリのいち」に来場者、出店者、主催者が一緒になって共によりよいイベントに育てていけたらと思いながら、すでに7月以降の企画を考えております。

パワーアップし続けますので、これからのミドリのいちに乞うご期待です。

Copyright © 2022 現代設計*スタッフコラム

Theme by Anders NorenUp ↑