write by 西垣

前回のコラムでは、自粛時期の自宅庭で過ごした様子を書きました。今回は、雨が降っていたり、風の強かったりした日の室内で過ごした様子を書きたいと思います。

室内ではDVD鑑賞をしたり、ゲームをしたりもしましたが、なるべくなら親子でいっしょに出来る事をと思い子供に聞いてみると、まず1番にやりたいと言ってきたのが、ダンボールや廃材を使ってガチャガチャや自動販売機を作ることでした。

保育園でも廃材を使って何かを作るのが楽しかったようですが、動く仕掛けをどう作ればいいのかが解らず、一緒に作ってほしいと工作本などを図書館から借りてきました。

ただ、作る作品が小学校高学年レベルの内容だったので、私がほとんど作るはめになってしまいました。自分も小さい頃から工作が大好きでしたので、アレンジしたりして熱が入っていきました。ただ、仕掛けの内容などを一緒に考え、作りながら見せて説明していくと、今度ひとりで何かを作っている時に、仕掛けを自分なりに考えて相談してくるようになりました。私の仕事でも、まず自分なりにイメージ・詳細・納まりなどを考え、その後 専門業者さんに相談すると、お互いに考え付かなかった新しい答えが出てきたりします。今はインターネットで簡単に調べる事が出来てしまいますが、まず自分の意見・考えを持つのが大事なんだという事を子供に教えてあげられました。

次にやりたい事はと尋ねると、家の中の遊びで一番散らかって汚れてしまう、親がもっとも怖れる紙粘土でした。でも6歳にもなると、あまり汚れず作業し、作る作品もそれなりになってきました。私も久しぶりに作ったりしましたが、紙粘土はどんな形にでも表現する事ができ、子供にはいろいろ想像しながら自由に作る事が出来る最高な遊びだと思いました。

途中で飽きたり諦めたりすることなく、最後まで作品を作りあげる集中力がとても身についてきているし、何よりも楽しんで作っている姿を見て、いっしょに何かをするという事は、親が子供の成長を実感出来る 大切な時間で、これからも増やしていこうと思いました。