write by 西垣

家族でプールや遊園地に行ったり、野外音楽フェスや花火大会などなど・・・、毎週のようにイベント事に参加していた例年の夏。今年は人が集まるイベントはいっさいなく、子供たちが集まって遊ぶ事も出来ない雰囲気でした。

息子も遊ぶ事が制限されてイライラしている状況で、親の私たちも何かさせてあげたいけどなかなか思い浮かばない中、学童保育で年上の子がやっていた本将棋を見て

「やってみたい!!強くなりたい!!」

と言ってきました。

まだ7歳には早いかな と勝手に思っていましたが、最近は動かし方が書いてある駒の将棋があるのを知り、早速 買いに行きました。

そしてすぐに

「やりたい!!やりたい!!」

でしたので対局してみました。

久しぶりに私も将棋をやってみたのですが、さすがに本気でやってしまう訳にもいかず、手をぬいて戦うことにしました。ですが、そんなことをやったことがないので上手く手を抜けずに勝ってしまい、息子はすねるという状況になってしまいました。

ふと自分の小さい頃のことを思い出しました。全く同じで 、悔しくて泣きながら父や兄に勝負をしていた記憶が蘇ってきました。その時に飛車・角抜きで勝負をしていたので、私もやってみることにしました。

初めて飛車角を抜いて将棋をやってみたのですが、意外にいい感じで、お互いに考える将棋の対局になりました。とりあえずは動かし方を覚えてもらえればいいかなと思っていたのですが、何回も対局していると、先を読んだり勝負を仕掛けたりなど、まだ教えてない事まで自分で考えて将棋を指すようになりました。この先何回も何回も対局していき、成長していく姿が楽しみにもなっていきました。

最後にお母さんと将棋をさせてみましたが、お母さんは「王」の駒だけになってしまい、息子の駒に追っかけられるという今までに見たことのないオモシロイ将棋を見させてもらいました。