write by 奥村

北京冬季オリンピックは日本のメダル獲得数が冬季五輪として過去最多となり閉幕しました。

その中でも大会の最終日まで注目を集めたのがカーリング女子日本代表チ-ムのヨコソラ-レ。

カーリングは氷上にスト-ンを滑らせ、ハウスと呼ばれる円の中心に近づけ、その点数を争うスポ-ツですが、日本の女子代表選手はいつも笑顔でゲームを楽しんでいる雰囲気が時折感じられました。

カ-リングはスケ-トやスノ-ボ-ド、スキ-などと比べ、スピ-ド感のある激しい競技ではないので、人間離れしたアスリ-トのパフォ-マンスを感じるというよりも、「氷上のチェス」と言われるだけに相手との駆け引きや、正確にスト-ンを置くための技術など他の競技とは違う魅力を感じます。

ですから、当然他のアスリートと同様厳しいトレーニングを積まれているとは思いますが、どこかしら代表としてそうした辛い練習を乗り越えた重圧感をむしろ感じさせない緩さがあり、見ている方も肩の力を抜いて観戦することができるスポ-ツではないかと思います。

イギリスに決勝で敗れ選手たちは本当に悔しいとは思いますが、そのスポ-ツの面白さや魅力を伝えるには、選手自身が楽しんでいる様子が一番だと感じました。