write by 西垣

毎年お正月とお盆には、実家に家族が揃って宴会が開かれます。

いつも酔いがまわった中「今年は何に挑戦しようか」という話題になります。 

何年か前には両親も合せた家族5人で、富士山の頂上で朝日を見るという事を達成しました。

さすがにそろそろ両親は辛いという事で、今年は三兄弟で駒ヶ岳登山に挑戦する事になりました。

10月中旬の登山当日、兄弟の予定を合わせ、朝3時に自宅を出発しました。

駒ヶ岳はふもとの駐車場からバスで30分、ロープウェイで10分登った2600mから登山のスタートになります。

駐車場には5時過ぎぐらいに到着したのですが、朝一番6時発のバスに乗る為、駐車場には登山者がいっぱいでした。

チケットを買うためにもちろん三男の私が並ばされ、朝一番のバスに乗る事が出来ました。

兄からは「片道2時間ぐらいで登れて初心者コースだよ」と聞かされていたのですが、ロープウェイが登っていくにつれある不安がよぎりました。

ロープウェイを降りると雪ダルマが出迎えてくれ、周りは30cmくらい積もった新雪でした。

まさかの雪山登山になるとは思っておらず、アイゼン(靴の裏に装着する金属製の爪)は もちろん、トレッキングポールも私の分はありませんでした。

ただ、私は昔スノーボードをやっていたのである程度 雪山を歩く事は大丈夫だと思い、登山がスタートいたしました。

 

ここからの 長い長い道のり・〇〇〇との闘い・下山の恐怖など、次回のコラムに続きたいと思います。